入試に役立つ英語のことわざ

English proverb 088

試験に役立つかもしれない英語のことわざとその意味に関する情報を提供しています。

 

ヽ(o’∀`o)ノ

 

 

■役立ちそうな英語のことわざ
●proverb 088

088. There is no rule but has some exceptions.

 

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 ↓日本語では?
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 ↓

 

088. 「例外のない規則はない」

 

 

 

 

「どんな規則にもいくつかの例外はあるものだ」という意味。

 

他にも

 

There is no rule without some exceptions.
Every rue has some exceptions.

 

などの言い換えが可能です。

 

 

■ここでは単語の用法を覚える!

 

まず、but ですが、これは関係代名詞です。
特殊な関係代名詞で、疑似関係代名詞と呼ばれることもあります。

 

先行詞に否定語( no, few, little など)を伴います。
このことわざでも、no rule が先行詞になっています。
but 自体が「〜ない…」という否定の意味をもっています。
そのため、but の後ろには肯定的な意味を持つ文が来ます。

 

次に、some です。
but が否定の意味を持つのであれば、any を使うのが良いと考える人もいるでしょう。
しかし、このことわざでは、no rule が否定的な意味を持ち、but も否定的な意味を持つ二重否定になります。
二重否定は、肯定的な意味になります。
「〜じゃない…はない」→「〜である」になるわけです。

 

つまり文全体が肯定的な意味を持つ文ということになります。
よって、any ではなく some を使うのです。

 

本来の意味をしっかりと理解しておきましょう。
some「いくつかの〜、いくらかの〜」という意味です。
any「ほんの少しでも、どんな〜でも」という意味です。

 

肯定文だから some とか、疑問文や否定文だから any と機械的に使っていると間違います。

 

He is taller than any other student in his class.
「彼はクラスのどの生徒よりも背が高い」
「どんな〜でも」という意味を伝えたいので、肯定文だけど、any を使っています。

 

Would you like some coffee?
「(いくらかの)コーヒーはいかがですか」
「いくらか」という意味を伝えたいので、疑問文だけど、some を使っています。
これを any にすると「ほんの少しでも」という意味になり、相手に対してやや失礼な表現になってしまいます。
相手に何かを勧める表現では、疑問文でも some を使うのが普通です。

 

 

■復習しましょう。

 

「例外のない規則はない」

 

 ↓
 ↓英語では?
 ↓
 ↓
 ↓

 

There is no rule(   )has some (   ).

 

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