入試に役立つ英語のことわざ

English proverb 096

試験に役立つかもしれない英語のことわざとその意味に関する情報を提供しています。

 

ヽ(o’∀`o)ノ

 

 

■役立ちそうな英語のことわざ
●proverb 096

096. Well begun is half done.

 

 ↓
 ↓日本語では?
 ↓
 ↓
 ↓

 

096. 「始めよければ終わりよし」

 

 

 

「始めよければ終わりよし」

 

何事も最初が肝心と言う教えです。

 

このことわざを直訳すると「うまく始められたら半分できたも同然だ」ぐらいになります。
「始め良ければ半ば良し」になっています。
厳密に言えば「終わり良し」とは言っていません。

 

 

「初めよければ終わりよし」にぴったりなのは、こちらのことわざでしょう。

 

A good beginning makes a good ending.

 

ただし、こちらの出現頻度は、それぼど高くありません。

 

■ここでは文の構造を考える!

 

ことわざですから、そのまま覚えてしまえばいいのです。
そのまま覚えることを強くおすすめします。

 

しかし、well begun が主語になるのはどうしても納得が行きません。
文として成立するために、もともとどのような文だったのだろうかということを少し考えてみます。

 

何かが省略されてこの形になったものとします。
What is begun well is what is done half.
「うまく始められたものは、半分なされたものである」
「出だしが良いものは、半分成し遂げたも同じ」
これが、well begun「うまく始められる」と half done「半分成し遂げられる」という対の形になったと考えます。

 

もう一つの考えは
What is begun well is done half.
「うまく始められたものは、半分成し遂げられている」
という受動態の文の what is が省略され、そして well begun と half done に変形したというものです。

 

理由は様々ありますが、私は前者だと思います。
is の前後が対等の関係にあると考えるからです。

 

 

余談です。
似たような表現で、A is to B what C is to D という構文があります。
「AとBの関係はCとDの関係と同じだ」
という意味になります。
なぜ、そんな意味になるのか不可解な文です。

 

これは、Aが主語で、to B は修飾語、what C is to D が補語となります。
正しくは、A is (what C is to D) to B.
となります。
分かりやすいように、補語を(  )でくくりました。
「Aは(CがDに対する関係)である Bに対して」
という文なのです。
この修飾語である to B が短いので、前に出て A is to B になってます。
「AはBに対して what C is to D である」
と言うのが直訳となります。
この表現では、Aの直後に is がありますから、A とその後の表現全てが対等であると考えます。

 

 

■復習しましょう。

 

「始めよければ終わりよし」

 

 ↓
 ↓英語では?
 ↓
 ↓
 ↓

 

Well (   ) is half (   ).

 

 

次の英語のことわざに進む

 

English Provebs 91〜100に戻る

 

英語のことわざトップページに戻る