English proverb 091
試験に役立つかもしれない英語のことわざとその意味に関する情報を提供しています。
ヽ(o’∀`o)ノ
■役立ちそうな英語のことわざ
●proverb 091
091. To err is human, to forgive divine.
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↓日本語では?
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091. 「過つは人の常、許すは神の業」
「人間は過ちを犯すものだから、過ちをあまり厳しく責めるべきではない」という意味。
なぜ、このような意味になるのか?
疑問に思いあれこれ調べてみました。
まず、「過ちを犯すのは人間性で、許すのは神業である」というのが直訳です。
もともと、To err is human. だけが用いられていたのだそうです。
会話では今でも、こちらだけを用いて、過ちを犯した人を慰めたり、自分が犯した過ちの言い訳に使っているとのことです。
to forgive divine は、後に加わった言葉だそうです。
「過ちを犯すのは人間にはよくあることで、許すのは神がなされるようなことである」
「人は過ちをおかすものであるということを認識し、なかなか難しいことだが神がなされるようにその過ちを許すべきである」
という解釈がされているようです。
まさに神対応をすべきという教えです。
また、医療の世界などでは、この言葉を用いて「人は過ちを犯すものだから、二重三重に安全策を講じておくべきだ」という戒めとして用いられているようです。
■ここでは単語の用法を覚える!
まず、human ですが、これは形容詞です。
「人間らしい」という意味があります。
このことから「人の性質である」とか「人の常である」という訳が出てきています。
限定用法(名詞を修飾する用法)では「人間の、人間が持っている、人間に関する」という意味になります。
「人間」という意味の名詞で用いるときには、humans とか human beings とするのが普通です。
次に、divine ですが、これも形容詞です。
「神のような」という意味です。
このことから「神様のような行い」とか「神の業」という訳が出てきています。
限定用法(名詞を修飾する用法)「神の」もあります。
名詞もあるのですが「神学者、聖職者」という意味です。
the Divine とすることで「神」という意味の名詞になります。
なお、to forgive divine は、to forgive is divine の is が省略された形です。
このように、似ている表現を並べるときには、一度前に出てきたもので共通するものは、よく省略されるということを覚えておきましょう。
■復習しましょう。
「過つは人の常、許すは神の業」
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↓英語では?
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To err is( ), to forgive( ).