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前置詞の後に来るもの
Q:楠本さん
The result was far from satisfactory.
The result was far from being satisfactory.
の違いについて教えてください。
↓
↓
↓
A:Emanonさん
結論から書くと,両者は同じです。
辞書には far from (being) ... のように,being にはカッコがついていますが,これは being が省略可能であることを意味しています。(being の有無で意味は変わらない。頻度的には being なしの方が優勢。)
--
どうして今回のケースのように being が用いられることがあるかというと,おそらく,from が前置詞だからです。
ご存知のように,前置詞のあとに続くもの(前置詞の目的語)は,原則名詞でなければなりません。ですから,from satisfactory のように,前置詞+形容詞とするのは非文法的。
そこで,
from + being satisfactory(満足すること)
という具合に,前置詞+動名詞句とするのが本来の形でした。
ところが,長い年月の間に,far from の表現が not at all(全く〜でない)という副詞的意味で慣用的に使われるようになり,その過程で being が落ちるようになった。それで,現在では,being のない形が多い。
* from のあとに名詞が来る場合は,being は不要ですから,そういう場合に being を用いではいけません。念のため。
(ref. 研究社:『英語前置詞活用辞典』,『現代英米語用法事典』etc.)
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