英文法 単元別質問と回答

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形容詞の語順について

 

Q:

 

今回もとってもレベルの低い疑問をお聞きしていると思います…。文の中にこうありました。
this long letter
もんちろん「この長い手紙」です。このとき
long this letter
とは書かないんだと思いつつ先に進んでいると、
all his classmates(彼のクラスメイト全て)
という文が出てきました。longもallも形容詞でthisもhisも代名詞です。
long this letter
his all classmates
と表現したら問題あるのですか?

 

 ↓
 ↓
 ↓

 

A:

 

結構深い質問だと思いますよ。
形容詞の語順には決まりがあって、this long letterは、
《冠詞・所有格・指示形容詞》→《性質形容詞》→《名詞》の法則に従います。thisは指示形容詞、longは性質形容詞なので、this longの語順になります。

 

しかし、二つ目の例に関して、all,every,each,mostなどがこの法則を無視する反例となります。
《冠詞・所有格・指示形容詞》を最初に置くのが決まりですが、allなどはこの前に置かれます。よって
《all,every,each,mostなど》→《冠詞・所有格・指示形容詞》→《性質形容詞》→《名詞》となります。

 

 

RE:

 

やはり順番があったのですね。英語は型が決まっているという言葉を改めて思い知らされました。
all・every・each・most・etc…

 

冠詞・所有格・指示形容詞

数量形容詞

 

性質形容詞

 

名詞

 

の順番で頭に入れたいと思います。
休日の最中、ありがとうございました。

 

 

RE:

 

mostで最上級を作るときに例えば
This is the most difficult book.とあったとするとmostの位置が例の順番に合いませんが、difficultの最上級を作るために例外としてこの位置にあるのでしょうか?

 

 

RE:

 

そうです。最上級はあくまでも修飾したい語の直前または直後に位置します。
「ほとんど」を意味するmostは上記の例に従うと考えてください。

 

 

RE:

 

解りました。mostが上記の方法で使われる機会はあまりなさそうですね。
ありがとうございます。

 

 

RE:

 

質問どうもです!
回答ありがとうございます!

 

形容詞には一定の語順があるという回答はその通りです。

 

ただし、all,every,each,mostなどをひとまとめにして、説明するのは相当無理があると思われましたので、補足させていただきます。

 

そもそも最初の質問は「なぜ all his students なのか his all students はだめなのか」ということでした。

 

なぜ、all his students という語順になるのかというと、もともとall of his students「彼の生徒達の全てのもの」と言う表現の of が脱落したものなのです。
これは all に代名詞の用法があるのでそこから出てきた表現です。
この手のものは他に both his parents や half an hour や double the price などがあります。

 

Google で調べると、この中で例えば half an hour は 1,530,000件、a half hour は 1,340,000件でほぼどちらも通用していることがわかります。
ところが、all his students 303,000件に対し、his all students 33件。
圧倒的に all his 〜 なのです。33件という数字は「使えない」というのと同等の数字だと思います。結論として「使わない」となります。

 

次に each と most ですが、これらにも代名詞があり、each of the students や most of the students という表現が可能です。
しかし、これらに of の脱落はありません。
つまり、each the students や most the students は言わないということです。
また、each や most を純粋に形容詞として用いて、each student や most students とするのが普通です。

 

次に every ですが、これにはそもそも代名詞の用法がありません。ですから every of 〜という表現をすること自体ができません。よって every his students というような表現も無理です。every student in his class とか every student of his などがいいと思います。

 

結論として、of が補えるのかということをチェックして分類をして、その後、of の脱落した表現は可能かということで、それぞれの語で判定したほうがいいのではないかと思います。

 

 

 

 

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