ケータイ版最強の英文法

時制-002


 

☆Tense-002
● Choose the best answer from the four choices.

 

002. I'm not sure whether he (   ) back tomorrow.

 

(1) come
(2) comes
(3) came
(4) will come

 

 ↓
 ↓選んだ?
 ↓
 ↓
 ↓

 

●Answer

 

002. (4) will come

 

「明日、彼が戻って来るかどうかはよくわからない」

 

whether 以下は「副詞節」ではありません。

 

では、何節ですか?

 

--------------

 

【解説】

 

☆時制-002
●適語(句)選択

 

002. I'm not sure whether he (will come) back tomorrow.

 

「明日、彼が戻って来るかどうかはよくわからない」

 

前回、「副使節の中では未来の内容は現在形で表す」と言いました。
しかし、今回は未来の内容は未来時制、つまり will 〜 で表します。

 

なぜなら、whether 以下は「名詞節」だからです。

 

名詞節の中では未来の内容は、未来時制で表す!

 

まず名詞節とは、名詞の働きをする節のことを言います。
名詞は、主語や目的語や補語などの文の要素になります。
また前置詞の目的語になることもあります。

 

問題文において、whether he (will come) back tomorrow は I'm not sure の目的語の働きをしています。
「彼が明日戻って来るだろうか(ということ)」という意味です。

 

つまり、名詞の働きをしているので、名詞節になります。

 

節とは、「2語以上のひとまとまりで、一つの品詞の働きをして、その中にS(主語)とV(動詞)を含む」もの。
名詞節においては、未来の内容は未来時制で表すので、will come が正解となるわけです。

 

話が横道にそれますが…。
I'm sure that S+V ….
I'm sure whether S+V ….
I'm afraid (that) S+V ….
I'm glad (that) S+V ….
などは、何文型になるのか?

 

諸説あります。
5文型のどれにもあてはまらないという説。
I が主語、am が動詞、sure が補語
そして、that S+V … が sure の目的語という説が有力です。
ですから、特殊な文と言うことになります。
(だいたい全ての文が5文型にあてはまるわけではありません)

 

am + sure を一つの動詞と考える説。
that S+V … はその目的語で、第3文型であるというものです。

 

もともと前置詞の目的語だったという説。
I'm sure of it that S+V …
だったのが、of it が省略されたのだという考え。
この考えは実際そうだったのかもしれませんが、現実、of it はもう入っていません。
だから何文型なのっていうことになります。

 

私は、that S+V … は形容詞の目的語で、どの文型にもあてはまらない特殊な文と考えています。

 

さて、話を元にもどします。
副詞節の中では、未来の内容は現在時制で表す。
名詞節や形容詞節の中では、未来の内容は未来時制で表す。

 

実際のところ、will を用いるか用いないかの違いは何なのでしょうか?
外国人が、副詞節だ、名詞節だと言って判断しているはずがありません。

 

違いは「内容が確定しているか、確定していないか」の違いです。
これがポイントです。
現在確定していることは、現在形で表すし、確定していないことは、will を用いて表す。
結局その違いなんです。

 

I'll stay home if it rains tomorrow.
「明日雨が降ったら私は家にいる」
現在はっきりしている条件だから、確定しています。
「雨が降るだろうなら…」というような条件は有りません。

 

I wonder if it will be fine tomorrow.
「明日は晴れるのだろうか」
晴れるかどうかよくわからない状態での発言なので、will を用いているわけです。

 

副詞節でも、will を用いることがあります。
「〜するつもり」という意志や願望を表したいときには、副詞節でも will を使うことはあるのです。
I'll be glad if you will help me.
「あなたが私を手伝ってくれる気があるなら、うれしいなあ」
副詞節ですが、「意志」を表すために、will を用いた例です。

 

基本を覚えたら、例外も覚えておきましょう。

 

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