ケータイ版最強の英文法

関係詞-009


 

☆Relative-009
● Choose the best answer from the four choices.

 

009. He wears a suit, no matter (   ) hot it is.

 

(1) what
(2) who
(3) when
(4) how

 

 ↓
 ↓選んだ?
 ↓
 ↓
 ↓

 

●Answer

 

009. (4) how

 

「彼はどんなに暑くても背広を着ている」

 

however という語の意味用法は覚えていますか?

 

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【解説】

 

☆関係詞-009
●適語選択

 

009. He wears a suit, no matter (how) hot it is.

 

「彼はどんなに暑くても背広を着ている」

 

〜ever の形を取る単語を複合関係詞と呼びます。
whoever, whatever, whichever, wheneve, wherever などがあります。
どれも大別すると2つの訳し方が可能です。

 

whatever を例にとります。

 

1.「〜するものは何でも」
  anything which 〜

 

2.「たとえ何が(を)〜しようとも」 
  no matter what 〜

 

一つは、「何でも、だれでも、いつでも、どこでも」のように、全て〜という意味合いです。

 

もう一つは、譲歩といって、「たとえ〜しようとも」といった意味です。

 

 

どちらの訳をすべきかは、文脈(前後関係)によって決めます。
譲歩の場合には、譲歩の may が用いられることが多いようです。

 

この may は「〜してもよい、〜かもしれない」という意味はありません。
単なる譲歩の目印で、日本語には訳出しません。
may があれば譲歩の方だと容易に判断できます。

 

その他の複合関係詞も同様に2つの意味を持ちます。
whoever = anyone who 「〜する人はだれでも」
whoever = no matter who 「たとえだれが〜しようとも」

 

whenever = any time when「〜するときはいつでも」
whenever = no matter when「たとえいつ〜しようとも」

 

などです。

 

ただし、複合関係詞の中でも、一つだけ however という語だけは、譲歩の意味しか持っていません。
また必ず however + 形容詞(または副詞)という語順をとるので要注意です。

 

本日の問題文は
however hot it is = no matter hot it is
「たとえどんなに暑くても」
となっています。

 

however は副詞として用いると「しかしながら」という意味になります。
接続詞ではありませんので、文と文をつなぐ働きはありません。

 

「彼は貧しいが、幸せだ」
〇 He is poor, but he is happy.
× He is poor, however he is happy.
こんなことはできません。

 

but は接続詞なので、文と文をつなぐことができるのです。

 

ですから、いったん文を切り離して、however を副詞として使います。
〇 He is poor. However he is happy.
「彼は貧しい。しかしながら幸せだ」

 

用法に注意しましょう。

 

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