ケータイ版最強の英文法

助動詞-002


 

☆Auxiliary-002
●Choose the best answer from the four choices.

 

002. They decided that the profits (   ) be divided equally.

 

(1) had
(2) could
(3) should
(4) might

 

 ↓
 ↓選んだ?
 ↓
 ↓
 ↓

 

●Answer

 

002. (3) should

 

「利益は等分することに決まった」

 

decide が that 節を取ると、should を取るのは主にイギリス英語です。

 

アメリカ英語ではどうなりますか?

 

-----------------------------

 

【解説】

 

☆助動詞-002
●適語(句)選択

 

002. They decided that the profits (should) be divided equally.

 

「利益は等分することに決まった」

 

特定の動詞の後の that 節では should を使います。
ただし、これは主にイギリス英語における用法です。

 

アメリカ英語では、通例 should を用いず、動詞の原形を用います。
これは、仮定法現在と言います。

 

事実を事実として述べるのを、直説法と言います。
直説法現在は、動詞は普通に現在形を使います。

 

それに対して、心の中の「思い」を述べるのを仮定法と呼びます。
仮定法とは、叙想法とも言われていて、「思い」を述べる法です。

 

OE(古期英語)では、事実を意味する場合を除き、すべての名詞節で仮定法を用いていました。
S+V+ that S'+ 動詞の原形 ….
とか
It is 形容詞 that S + 動詞の原形 ….
という表現は、古い時代の語法が現在も生き残っている例なのです。

 

つまり現在の「思い」は、that 節の中では、動詞の原形で表します。
イギリス英語もアメリカ英語も、元々は動詞の原形を用いていました。
イギリス英語では、のちに should を用いて仮定法の代用をするようになりました。

 

 

さて、仮定法現在の形を取る動詞や形容詞にはどのようなものがあるのでしょうか?

 

まずは、特定の動詞です。

 

代表的な動詞の覚え方!

 

「should は、消して読め」

 

け「決定する」decide, determine
し「主張する」insisit
て「提案する」suggest, propose
よ「要求する」demand, request, require, desire
め「命令する」order, command

 

他に、「忠告する」advise,「すすめる」recommend など。

 

勧告、懇願、願望、要求、決定、規定、命令、提案、配慮、意志、主張、懸念 などを表す動詞と言われています。
これらの動詞の後の that 節では、動詞の原形が来ます。
まずは、「けしてよめ」を覚えましょう。

 

次に特定の形容詞です。
形容詞は、その動詞に関連するものです。

 

advisable「当を得た、賢明な」
desirable「望ましい」
urgent「緊急の」
anxious「心配な」
careful「心配する」
essential「非常に重要な、必要な」
imperative「命令的な、断固とした」
important「重要な」
necessary「必要な」
possible「可能な」
sufficient「十分な」

 

前回挙げた形容詞と違い、後の that 節では、should が無くなると動詞の原形になります。
(動詞の現在形ではないので注意!)

 

本日の問題では
They decided that the profits be divided equally.
となり、驚くことに be が来ます。

 

 

また should には以下の用法もあります。
疑問詞と共に用いて、「いったい〜とは」と感情を込めるものです。

 

(例)Why should she say that to you? 
「彼女はいったいなぜあなたにそんなことを言うのだろう」

 

「判断、感情」を表す should は覚えてますか?
あの「驚きの should 」です。
should のこの用法も覚えておきましょう。

 

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