ケータイ版最強の英文法

時制-007


 

☆Tense-007
● Choose the best answer from the four choices.

 

007. Though she said that she (   ) jogging every day, she doesn't feel like doing so today,

 

(1) go
(2) goes
(3) went
(4) had gone

 

 ↓
 ↓選んだ?
 ↓
 ↓
 ↓

 

●Answer

 

007. (2) goes

 

「彼女は毎日ジョギングをすると言ったが、今日はそうする気にならない」

 

現在の習慣は現在形で表す。

 

said だから went では?

 

--------------

 

【解説】

 

☆時制-007
●適語選択

 

007. Though she said that she (goes) jogging every day, she doesn't feel like doing so today.

 

「彼女は毎日ジョギングをすると言ったが、今日はそうする気にならない」

 

現在の習慣は現在形で表す。

 

 

普通、主節の動詞を現在形から過去形に変えると、従属節の動詞も過去形にします。
これを「時制の一致」と呼んでいます。

 

He says that you are kind.
「あなたは親切だと彼は言う」
 ↓
He said that you were kind.
「あなたは親切だと彼は言った」

 

英語はどちらも過去形になりますが、日本語は「親切だった」という過去の訳ではなく、「親切だ」という現在の訳のままであることに要注意です。
英語は、常に現在の自分から見てどうであるのかというのが基準となるからです。
現在の自分から見ると、「彼女が言った」のも「彼が親切だった」のも過去の事実なので、どちらも過去形にしているだけなのです。
これを「時制の一致」と呼んで、すべてに当てはまるものと勘違いしています。

 

現在の自分から見てどうなのかで判断します。

 

問題文では、「彼女が言った」のは過去ですが、「彼女が毎日ジョギングをする」のは、現在の習慣です。
ですから、said は過去形にしますが、goes は現在形にしなければなりません。

 

これを「時制の一致の例外」と呼んでいます。
そういった例を覚えましょう。

 

1.真理
 He told me that the earth is round.
 「彼は、地球は丸いと私たちに教えてくれた」

 

2.格言
 He said that a rolling stone gathers no moss.
 「彼は、転がる石に苔はつかないと言った」

 

3.習慣
 She told me that she usually gets up at 7:00.
 「彼女は、いつも7時に起きると私に言った」

 

4.事実
 None of them knew where he is.
 「彼らはだれも彼がどこにいるのか知らなかった」

 

5.歴史上の事実(常に過去形)
 We knew that the French Revolution broke out in 1789.
 「私たちは、フランス革命が1789年に起こったことを知っていた」

 

6.比較の文(比べるものを重視するとき)
 We had fewer typhoons last year than we have this year.
 「去年は、今年ほど台風は多くなかった」

 

7.仮定法の文(想像上の時間が重視される)
 He said if he were a bird, he would fly to her.
 「僕が鳥なら彼女のもとへ飛んで行くのだがと彼は言った」

 

説明がしやすいので、「時制の一致」という言葉を使っているだけです。
迷ったら、今(現在)から考えてどうなのかを言えばよいのです。
英語の時制は、全て「今、考えてどうなのか」という発想で表現されるのです。

 

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