ケータイ版最強の英文法

比較-009


 

☆Comparison-009
● Correct the error in the following sentence.

 

009.× He feels the happiest when he is playing soccer.

 

 ↓
 ↓訂正した?
 ↓
 ↓
 ↓

 

●Answer

 

× the happiest → ○ happiest

 

「彼はサッカーをしているときが一番幸せだ」

 

最上級に the がつかないことがあります。

 

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【解説】

 

☆比較-009
●誤文訂正

 

009. 次の文の誤りを訂正しなさい。

 

× He feels the happiest when he is playing soccer.
○ He feels happiest when he is playing soccer.

 

「彼はサッカーをしているときが一番幸せだ」

 

× the happiest → ○ happiest

 

最上級であっても the がつかないことがあります。
どういうときでしょうか?

 

同一(人)物での比較では、最上級に the がつかない!
問題文では「彼」のことしか述べておらず、他の人と比べていません。
他の人(物)と比べて「最も〜」というときに最上級に the を付けます。

 

 

He is the happiest of the three.
「彼は3人の中で一番幸せだ」
この場合、他の人たちと比べているので最上級に the をつけます。

 

I'm happiest when I am sleeping.
「私は寝ているときが一番幸せだ」

 

他の人と比べてないので最上級に the が付きません。

 

その他、副詞の最上級に the を付けないことがあります。
(付けてもいいです。特にアメリカ英語では付ける方が多いようです)

 

the が付く付かないは、後に名詞を取れるか取れないかという感覚のようです。
例えば
He is a happy person.
という風に名詞の person が取る文があります。
これを用いて
He is the happiest (person) of the three.
「彼は3人の中で最も幸せ(な人物)だ」
とするわけです。

 

次に
He is happy.
という文があります。
これを用いて
He is happiest when he is sleeping.
「彼は寝ているときが一番幸せだ」
とするわけです。
「彼は寝ているときが一番幸せな人物だ」
というのはおかしいでしょう。
名詞を取らないので、the が付かないという考えです。

 

同一人物の比較では the が付かないというのは説明がつきます。

 

ただし、副詞の最上級に the が付くことがあるのは説明できません。
例えば
He can run fast.
「彼は速く走れる」
fast は run を修飾する副詞です。副詞は名詞を修飾できません。
最上級の表現にすると
He can run fastest of the three.
「彼は3人の中で一番速く走れる」
と、the が付かないわけです。
ですからこの形が正しいわけです。

 

しかし、アメリカ英語では、副詞の最上級にも the を付けてしまいます。
He can run the fastest of the three.
「彼は3人の中で一番速く走れる」

 

・アメリカ人がこの the を形容詞のような感覚で使っている。
・最上級には慣用的に the を付けるようになった。

 

どちらかは不明です。
また全く異なる理由でそうするのかもしれません。

 

いずれにせよ、現状からすると、
最上級には何でも the を付ける。
同一(人)物の比較では、最上級に the を付けない。

 

私はこれを基本としています。

 

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